筆文字散歩

2012/01/01

 

謹んで新年のお慶びを申し上げます

ご存知のように昨年の漢字は、「絆」でした。

確かにこの言葉が選ばれた背景にはいろいろな意味があったと思いますが、ある後輩がこんなことを言っていました。

~“戦後”社会は、良かれ悪しかれ、「絆」を切る方向性だったように思います。つまり、「絆」が弱っているから、その大切さに気づいたということであって、「絆」が強いと感じたわけではないのです。今度は、どうやって「絆」を作っていくかを考え、実践することが求められるように思います~

その通りかもしれない、と思いました。

たとえば「祭ばやし展」を通じて、自分は何をしたいのだろうかと時々考えていたのですが、あ、まさにこれだったのかなと。

電話もそう、ネットとかメールとかFacebookとか、「絆」を深めているようで実は遠ざけているものがどんどん普及して、それこそ、同じものを見たり食べたり同じ時間を過ごしたりして共有できたはずの感動や絆が、時を経るごとにどんどん薄れてきてしまったのだろうと思います。

アナログでモノを作る、余計な時間をかける、リアルな場を作る、そして人と直接出会う…。自分はそんな「絆作り」がしたかったんだろうな、だからこうして22年も展覧会を続けてこられたのかな、と、今さらながら感じました。

この一年が、皆さまにとって本当に素晴らしい年になりますように。

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第22回 『書展・祭ばやし』

祭ばやし

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