東日本大震災で大変な被害を受けた宮城県・女川(おながわ)町。ボランティアによるここでの炊き出しがきっかけとなり、地元の食材を使ったカレーが「女川カレー」として東京で商品化されました。避難所に身を寄せる小さなお子さんからお年寄りまでが、安心して美味しく食べられるように、と工夫された優しい味のカレーです。
炊き出しのお手伝いに行かれない分、せめて何かの役に立てたら・・・と思って、題字のお手伝いさせて頂きました。一人ひとりの強い願いがこもったような、少し骨太の、それでいて優しい筆使いを心掛けてみました。
復興への道程はまだ始まったばかり。これから必要なのは、被災地を応援する心のスパイス。小さな試みが、明るい未来への大きな一歩になればと思っています。
(企画/蓮見太郎)
「YOMIURI ONLINE(読売新聞)」より
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20111226-OYT8T00458.htm