天橋立で知られる京都・丹後にて、美味しいお米やお野菜を生産されている「京都祐喜」の香山喜典さんとのご縁で、2010年から発売された新しいお米のブランド『歌人』の筆文字をお手伝いしました。香山さんのお米は、日本のお米の食味ランキングで3年連続「特A」という評価を得た一級品で、同年も全国で21ヶ所の名産地がこの「特A」に選ばれましたが、西日本ではこの丹後地方のこしひかりが唯一受賞。しかも3年連続とあって、すでに地元のデパートなどの高級米売り場では引っ張りだこの商品でした。
このお米を全国の方々に召し上がって頂くためにできた新しいブランドが『歌人』です。香山さんがお米を作られている与謝野町は、文字通り、蕪村や鉄幹、晶子で知られる歌人にゆかりの深い土地柄でもあることから、新しいお米にもこの名前が付けられました。タイトルの文字から、ふっくらとしたお米の柔らかさ、ふくよかで豊かな甘み、そして誰もが安心して食べられる信頼感などが伝われば、と思って私も筆を持ちましたが、出来栄えは如何でしょうか。
「丹後・特別栽培米こしひかり」は商品内容そのものなのではっきり読める字にしましたが、「うたびと」とルビがふられることを前提に、「歌人」の方は少し判読性の低いものもいろいろと書いてみました。でも、お米というのはやはり毎日の生活に欠かせない主食ですから、あまり個性を主張しない控えめな、それでいて飽きの来ない書体が選ばれたものと思います。
同時に、「京都祐喜」の角印(社判)もデザインしてみました。京野菜の代名詞ともいえる「水茄子」「聖護院かぶら」「万願寺とうがらし」をこっそり隠し絵にして取り込んでみました。野菜の命を大切に育てる香山さんの想いが表現できているといいのですが。。。「歌人」と一緒に、京野菜もぜひ一度ご賞味下さい。
※「歌人」は京都祐喜の通信販売、または高島屋の米穀売場にてお求め頂けます。但し、私はあくまでも筆文字をご提供しただけで、この商品の販売事業には関わっておりませんので、くれぐれも無理なお気遣いはなきようお願い致します。
京都祐喜株式会社HP
http://kyoto-yuki.net/top.html
http://kyoto-yuki.net/utabito/index.html
ニュースキャスター・宮川俊二さんのブログにも
http://yasai-marche.com/blog/?p=1983
http://yasai-marche.com/blog/?p=2512
「歌人」の田圃に立っている看板と、のぼりです
http://blog.goo.ne.jp/kyoto-yuki/e/84eff70a406b97bd42294e796ee96c41
http://blog.goo.ne.jp/kyoto-yuki/e/54c8b84dbe456a8bb76e4d6951d00f75
http://blog.goo.ne.jp/kyoto-yuki/e/887386f509564fbd9a10f7c838338395
高島屋京都店さんのブログで
http://blog-kyoto.takashimaya.co.jp/food/201009/article_19.html
こちらは、角印
http://blog.goo.ne.jp/kyoto-yuki/e/0344576c7fe24999530ff1a645daf833